済州島は韓国の最南端にある楕円形をした火山島です。島の面積は日本の大阪府ほどで、東洋のハワイと称される韓国の代表的な観光地です。

島の中心部には、標高1950m、韓国の最高峰ハラル山がそびえています。済州島は、ハラル山の噴火によってできました。溶岩が生んだ不思議な景観美特徴です。

済州島のシンボルは石の石造・トルハルバン(石じいさん)です。韓国伝統の帽子(モジャ)をかぶり、両手を腹部であわせているのが特徴です。溶岩で作られた村の災厄を追い払う島の守り神です。

済州島は数多くの側火山と溶岩洞窟が生んだ独特な地形が認められ、世界遺産になりました。また、島と周辺の海域には絶滅危惧種の動植物が多く生息しており、韓国または済州固有種の植物が分布しています。

世界遺産に登録された3つの地域

ハラル山

ハラル山の山頂には壮大な景観が広がります。最後に噴火したのは25000年前と考えられています。火口の周囲には石の柱が並び、溶岩が作った独特な地形が見られます。これは、屏風岩と呼ばれ、溶岩が冷え固まる時にヒビ割れ無数の柱となったものです。

また、溶岩が流れ出たのは山頂からだけではありませんでした。噴火は山の中腹や裾野でも起きました。小さな火口が沢山でき、これらは側火山といいます。済州島には、ボコボコとした小山が約360ほどあります。それらは全て側火山です。

城山日出峰

空から眺めるとまるで海に浮かぶ王冠のような形をしています。海の浅瀬で噴火し形成された火山です。長い時間をかけて波で削られ火口の部分だけが残りました。

波に削られた崖はミルフィーユのような縞模様になっています。これは海水とマグマが触れ合う激しい噴火によって火山灰が何層にも堆積したものです。地底のマグマは噴火の仕方によって様々な地層や地形を作り出しました。

龍泉洞窟

2005年、電信柱の工事中偶然地面に穴が開き発見されました。世界で最も長く複雑な溶岩洞窟(全長3.4km)といわれています。洞窟の先には、地下にしみ込んだ雨水が溜まった地底の湖があります。

調査により湖の水は、真水と海水が混ざり合っている事が分かりました。つまり、洞窟はどこかで海と繋がっているのです。火山から流れ出した溶岩は、流れるうちに表面が冷えて固まります。その中をまだ熱い溶岩が流れ空洞ができ、海面が上昇し水没したと考えられています。

そして、石灰岩の洞窟にできるはずの鍾乳石もできています。溶岩洞窟の上に溜まっているのは、海から打ち上げられた白い砂です。これは貝殻が波で砕かれた炭酸カルシウムを多く含む石灰質の砂です。それが雨に溶けて洞窟に沁み込み鍾乳石を生み出しました。

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