【海外旅行】モロッコ

北アフリカで人気の観光地の一つです。宗教はほぼイスラム教のスンニ派です。アラブ人が作った旧市街(メディナ)と、その周りに作られた新市街との歴史のコントラストがモロッコの特徴です。
素晴らしいモスクが沢山ありますが、異教徒が入る事の出来ないモスクも多くあります。宗教的な事や、王室関係の批判はタブーです。

内陸から地中海にかけては四季があり、冬の山岳地帯では積雪も見られます。降水量が少なく、1年を通じて寒暖の差があります。日没後は涼しくなるため、上着が必須です。
治安は比較的、観光し易いムスリムの国ではあるもののスリや置き引き、女性へのセクハラがあります。
若者の多い国(0~14歳:26.7%、15~24歳:17.7%、25~64歳:49.3%、65歳以上:6.3%)で、エネルギッシュさが感じられます。

2018年、カサブランカ~タンジェ間にアフリカ初の高速鉄道LGV(通称アル・ボラーク)が開通しました。

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いつか行きたい モロッコの世界遺産

モロッコで観光したい都市

マケラシュ

ベルベル語で「神の国」を意味します。1070年頃、ベルベル人によるイスラム国家ムラービト朝(1056年~1147年)、ムワッヒド朝(1130年~1269年)、サアード朝(16世紀~1659年)が都と定めました。モロッコで2番目に古い国で、モロッコ第4の都市です。旧市街はすべての建物が赤土の日干しレンガで造られています。ほろ付き馬車「クチ」が走っています。路上でよく売られているのは「サボテンの実」で甘くて歯ごたえがあるみたいです。

ワルザザート

マケラシュからアトラス山脈を越えると、サハラ砂漠(乾燥地帯)観光の玄関口です。1920年代に、フランス軍によってサハラ砂漠の最前線基地として建設され、町が拡大しました。現在はモロッコ軍が駐屯し、広い範囲が軍用地になっています。映画「アラビアのロレンス」が撮られて以来、数々の映画のロケ地として使われています。ホテルや商店があり旅行に不自由することのないオアシスで、訪れて見たい場所です。

アトラス・コーポレーション・スタジオ

世界最大級の映画スタジオです。映画撮影に使用されたセットの多くが現存し、見学できるツアーが人気です。ホテルも併設されています。

タウリルトのカスバ

マケラシュの司令官・グラウイという人物が住んでいた城郭です。映画「シェルタリング・スカイ」のロケ地です。

ティフルトゥトのカスバ

グラウイ家が所有していた住居です。映画「アラビアのロレンス」のロケに使用されました。現在はレストランとして使用されているものの。保存状態があまりよくないらしい…。

アイト・ベン・ハッドゥ

世界遺産。モロッコで一番美しいと言われる要塞化された村です。多数の映画のロケ地として使用されています。

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トドラ渓谷

カスバ街道きってのスペクタルな景勝地です。ヨーロッパのクライマーたちが集う、ロッククライミングの聖地です。3月~6月または9月~10月がベストシーズンです。

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フェズ

モロッコで最初のイスラム王朝(最盛期は13世紀のマリーン朝)の都でした。旧市街・フェズ・エル・バリとフェズ・エル・ジェディド、そして新市街の3つの地区に分かれています。旧市街はでは、人がすれ違うのがやっとな路地が無秩序に伸びていて「世界一の迷宮都市」といわれています。

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メクネス

10世紀頃、ベルベル系メクネッサ族が都市を作り、周辺にオリーブやブドウなどの農業地帯をつくりました。また、気候が良く、水も美味しくワインの名産地でもあります。メクネスの最盛期は17世紀のアラウィー朝、ムーレイ・イスマイルの時代でした。古い建物を壊し、ヴェルサイユ宮殿のような豪華な王国を作ろうとしたのではないかと言われています。

ラバト

モロッコの首都です。新市街には各国の大使館や各官庁の近代的なビルが立ち並びます。旧市街と新市街とでタイムスリップしたかのような、歴史のコントラストに圧倒されるらしいです。

カサブランカ

人口400万人を超えるモロッコ最大の都市であり、アフリカ有数の世界都市でもあります。世界の75%を埋蔵するリン鉱石が最大の輸出品で国の経済を支えています。スペイン語で「白い家」という意味があります。

ハッサン2世モスク

1986年から8年がかりで建設されたアフリカ最大のモスクです。20世紀最高の芸術作品の一つといわれています。設計はフランス人のミッシェル・パンソーです。

ムハンマド5世広場

大きな噴水があり、周囲には市庁舎、裁判所、郵便局など中枢機関が集中しています。

ツイン・センター

地上28階建て、高さ115mあります。カサブランカ市内では有数の複合施設です。

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アル・ジャディーダ

ビーチリゾートの町。1502年~1769年にポルトガルの支配下にありました。マヌエル様式、フランス、イスラム国家と様々に支配が代わり、様々に文化が影響しあっている様子が見られます。

シャウエン

青色の建物群で有名な町。「シャウエン」とは角を現わす言葉で、ティスーカ山とメッグ山が2本の角のように見えることから名付けられました。

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モロッコで泊まりたいホテル

エル・ミンザ・ホテル

タンジェの5つ星ホテル。イギリス人侯爵ジョン・クリシュトン・スチュアートによって1930年に開業。北アフリカで最高級の宿の一つ。

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ラ・マムーニア

アマケラシュのアフリカNO1に輝いたホテル。徒歩圏内に有名観光スポットもあり便利。モロッコ伝統のタイル細工や彫刻が施された美しい建物で、著名人も多く訪れている。

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ベルベル・パレス

ワルザザートの5つ星ホテル。「バベル」撮影時にブラッド・ピットがスイートルームに泊まったらしい…。

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モロッコの食事情

先住民族ベルベル人によるベルベル料理が元になり、アラブ、ペルシャ、トルコなどの周辺諸国からの影響を受けました。特徴の一つにスパイスが沢山使われていることが挙げられます。様々な香辛料をブレンドして多用しますが、唐辛子はあまり使われません。

モロッコで味わってみたい料理をPickUpしました。

タジン

モロッコ人が毎日食べている煮込み料理です。タジン鍋とよばれる陶製の鍋には三角錐状のふたがついています。

ケフタ

モロッコの伝統料理で、羊肉のミニハンバーグのような料理です。

クスクス

世界最小のパスタといわれています、鶏肉・魚・野菜等を煮て中身とスープを分けて取り出し、スムールという粒状の小麦を蒸した上にかけて食べる。慣例では金曜日に食べます。

ハリラ

羊肉か魚のだしでヒヨコマメ、タマネギ、トマトなどを煮込み、小麦粉でとろみをつけた栄養満点のスープです。

モロカンサラダ

トマト、ピーマン、キュウリ、タマネギなどをさいの目状に切り、クミン風味のドレッシングで和えたものです。

パスティラ

鳩肉か鶏肉をタマネギ、アーモンド、スパイスと炒め、パイ皮で包んて焼いた伝統料理。高級レストランでは前菜として出されます。

コルヌ・ドゥ・ガゼル

「ガゼルの角」という意味です。三日月形が角を想わせることから名付けられたモロッコの伝統的なお菓子です。

ミントティー

ポットに中国茶、ミントの葉、棒砂糖を入れ、高い位置で泡立てながら注ぐのが特徴です。

モロッコでオススメのお土産

バブーシュ

モロッコ独特の革のスリッパ。無地から派手なデザインのものまで様々あります。

ガスール

アトラス山脈の粘土から造られる石鹸。パック、洗顔、洗髪など用途は様々。スーパーで購入できます。

サボンノワール

ポリフェノールやビタミンEたっぷりの黒オリーブから作られる石鹸です。

モロッコの陶器

フェズブルーで有名なフェズやサフィ、独特な緑色の焼き物で有名なタムグルートが産地として有名です。

ラグ

10世紀頃にフェニキア人によって伝えられたという伝統的な織物です。

モロッコが舞台の映画

モロッコの基本情報

アザーン

イスラム教の礼拝時間の呼びかけのことです。ムスリム(イスラム教徒)は、1日に5回礼拝を毎日行わなければなりません。

マドラサ

アラビア語で「学校」のことです。主にイスラム神学校のことを指します。859年に設立されたフェズのカラウィーン大学が世界最古のマドラサと考えられています。

スーク

モロッコ語で市場のことです。その昔キャラバン(隊商)が通り、定期的に開かれた交易の場でした。それが定置化して市場(マーケット)を形成しました。

リヤド

庭を意味する言葉ですが、モロッコでは伝統的な住居の建築形態のことをいいます。日本語で「邸宅」のような意味です。旅行者のための宿泊施設として活用されています。

フンドゥク

シルクロード時代の隊商宿のことで、ラクダや馬で旅をしていた時代の商人たちのホテルでした。地上階に動物をつなぎ、1階が宿泊施設だったそうです。

カスバ

要塞化された城のことです。地域の支配者の一族が暮らしました。

クサール

要塞化された村のことです。複数の家族が暮らしました。

ハマム

モロッコ式の大浴場のことです。徐々に温度が高くなっていく一連の蒸気室を経てからマッサージに受け、最後に冷たいシャワーで締めくくる入浴法です。

国名 モロッコ王国
首都 ラバト
国土 446,550km2
人口 36,910,000人(2020年)
公用語 アラビア語、ベルベル語
通貨 モロッコ・ディルハム

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